Shokz OpenRun を2年使って。仕事にもジムにも、日常に溶け込むイヤホンでした

なぜ買ったのか
もともと骨伝導イヤホンを知ったのは、結構昔です。オーディオブックを聞き流すのに骨伝導イヤホンを使っている人がいる、というのを見たんですね。
これなら耳の中や耳たぶの内側が痒くならないし、聞きっぱなしにできるからいいなと思って買いました。
その昔は、オーディオブックを聞き流せば、もうめちゃくちゃ天才になれるんだと思っていたんですね。
あと、防水だったのもポイントが高かったですね。水場での家事をしながら使えるんじゃないかとか、雨の日にも使えるんじゃないかと思って。(結局、水仕事をやることはなかったんですけど。)
開けてみて・第一印象
正直に言うと、ここは2年前を振り返りながら書いています。なので、新鮮な記憶ではないんですけれども。

めちゃくちゃすごくてかっこいい、これから絶対に使いたい、みたいなデザインだとは私は感じませんでした。まず思ったのは「不思議だな」です。

これ、耳にかけて本当に使えるのかな。骨伝導って、どこから音が出るのかな。耳の後ろのこの部分、邪魔じゃないのかな。そのあたりが気になりましたね。


特段感動もしないけれど、失望もしない。まあまあな気分で開けていました。ただ、これから本を聴けるとか、聞き流しができるとか、そういう期待に胸を膨らませていて、開封は楽しかったなと、今振り返ると思います。
スペックざっくり
| 項目 | OpenRun |
|---|---|
| 重さ | 26g(着けているのを忘れて、外すのを忘れるくらい) |
| 装着 | 耳をふさがない骨伝導・後ろに回すネックバンド型(落ちない。→後述) |
| 連続再生 | 公称8時間(会社で一日使うと、夕方には切れます。→後述) |
| 充電 | 10分の充電で1.5時間使える(端子は独自のマグネット式。→後述) |
| 防水 | IP67(水泳は除く)。雨の日に気にせず使える |
| 接続 | Bluetooth 5.1・マルチポイントペアリング対応(PC とスマホなど2台に同時接続できる) |
そのほかのスペック
| 項目 | OpenRun |
|---|---|
| 方式 | 骨伝導・耳をふさがないオープンイヤー |
| 周波数帯域 | 20Hz〜20kHz |
| 感度 | 105 ± 3dB |
| EQ | スタンダード / ボーカルの2モード |
| マイク | デュアルノイズキャンセリングマイク/単一指向性(カーディオイド)・感度 -38dB ± 3dB |
| Bluetooth | v5.1(A2DP / AVRCP / HSP / HFP)・通信距離 10m |
| バッテリー | 160mAh・充電1.5時間・待受 最大10日 |
| 充電端子 | 独自マグネット式(本機)/2024年以降は USB-C 版も併売 |
| 素材・造り | フルチタンフレーム・水分検出器あり |
| サイズ展開 | スタンダード / mini(バンドが21mm短い。本機はスタンダード) |
| 同梱物 | 本体・マグネット充電ケーブル・ポーチ・ユーザガイド(日本語含む12言語)・保証書 |
| 保証 | 24ヶ月 |
| 価格 | 17,880円(2026-08-17 時点・Shokz 公式サイト) |
| 上位モデル | OpenRun Pro(23,880円・29g・10時間・充電はマグネット式)/OpenRun Pro 2(27,880円・30.3g・12時間・USB-C・骨伝導+空気伝導のデュアルドライバー) |
| ※価格 | この表の金額はいずれも 2026年8月時点・Shokz 公式サイト調べ |
使ってみた
学生時代は、使い道が思い浮かばなかった
学生って、授業を受けたり通学したりするわけですけど、集中したいときは逆に、ノイズキャンセリングのイヤホンをしっかり着けたいんですね。授業に集中したり、ものづくりや開発をしたかったので。だから、このオープン型は私には合わなかったなというのはあります。
あとは、オーディオブックを聴くデバイスとして使っていたんですが、私にはオーディオブックというもの自体が本当に向いていないなと思いました。聞いているとぼーっとしてきて、気づいたら時間が経っていて、本の半ばにいるみたいな。
ただ、一回紙で読んだ本は、すごく復習感覚で頭に入ってくるんです。なので、そういう本には使っていました。
でも、学生の頃ってお金が足りないんですよね。復習用にオーディオブックを買うとなると、紙の本にも払っているので、二倍払うことになる。Audible に入るのも高いですし。だから結局、使わなかったというのはあります。
ただ、社会人になってそれが変わりました。
仕事中は、これ以外が考えられなくなった
社会人になってから、これが手放せなくなりました。
オフィスでも在宅でも、通知を聞き逃すとやり取りが止まってしまうんですね。非同期のメッセージもありますけど、やっぱりなるべく即レスしたいわけです。なので、通知を聞き取って、そのまま簡単な会議に入る、みたいな使い方ではとても役立っていました。ただし、これは聞くだけの会議の話です。自分が喋る側に回るときつくて、その理由は後の節に書きます。
しかも、着けたままジムにも入れちゃうくらいなので、重宝していましたね。
ずっと着けていても疲れないし、ちょっと耳が痛くなったら少し外せばいいだけ。休み時間も気にせず着けていられるので、もう外すのを忘れちゃうくらいでしたね。
そして、同僚から話しかけられても反応できるんですよ。耳が開いているので。ここが面白いポイントですね。

聞き流しが効いてきたのは、社会人になってから
買った動機だったオーディオブックの聞き流しは、学生のときは期待外れでした。でもこれは、自分の勉強への姿勢もあったのかなと思います。
社会人になってからは、Udemy の講座とか資格の勉強とか、そういう動画の聞き流しが、とても頭に入ってくるんです。
なんでかっていうと、問題集を解いてから解説動画を聞く、みたいな順番になるからですね。復習だったり、解像度が違う状態で聞くので、ちょっと聞き逃しても脳内で補完できるんです。だから、普段からしっかり勉強しているといいですね。
こう言うと、ガリ勉しか買っちゃいけないのかと思うかもしれないですけど、そんなことはないです。
例えば、手を動かしたくないときってあるじゃないですか。勉強ってとりあえず始めてみるとやる気が湧くものだと思うので、5分くらい手を止めて、目をつぶって、とりあえずオーディオブックを聞くことに集中しようとか、この動画に集中しようとやると、そのあと自然と手が動く。そういう使い方がいいと思いましたね。
勉強から離れても、ずっと耳に着いているので、すっと勉強に戻れる。いいですね。
掘り下げて本当に集中したいときは、耳元をピッと押すだけで止められるので。はい、最高です。
家で流すのは本当にいい。家でいちいち耳の中が痒くなるの、嫌じゃないですか。だから、家でこそ使うイヤホンって感じがしましたね。
どのイヤホンも耳から落ちる私が、これだけは落ちなかった
耳にかけるタイプのワイヤレスイヤホンを使っていたんですけど、耳の形が変なのか分からないんですが、本当に落ちまくるんですね。どのイヤホンを使ってもぽろぽろぽろぽろ落ちて、困っていたんです。
でも、この OpenRun に関しては落ちなかったので、すごくいいなと思いましたね。
ジムでは、落ちないことが効いてくる
着けたままジムに入れちゃうんですね。
例えばベンチプレスをしたいとき、上を向いて、ベンチの上に寝るわけです。その体勢でも落ちない。普通のイヤホンだと、耳にどれくらいはまるかにもよりますけど、けっこうずれ落ちちゃうことがあるんです。それがない。
あとはランニング。外を走るときも、ジムのマシンのときもそうですね。それからバーベルスクワットとかになると、両手がふさがるじゃないですか。だから、とことん落ちてほしくないわけです。そういうときに、この耳かけならほとんど落ちない。そこが強みですね。
私の耳の形だと、イヤーカフ型もジムだと落ちてしまうんですよ。
晴れた日の散歩が、いちばん気持ちいい
雨の日でも使えました。IP67 なので、濡れること自体は気にしなくていいです。ただ、雨の音の中で聞こうとすると音量を上げることになるので、快適とは言えなかったですね。
それよりも、それなりに晴れている日の散歩がいいです。街の音を聴きながら歩けるので。
音楽を聴く用途には向かない
正直に言うと、音楽を聴く用途に骨伝導は向かないです。
音楽を聴きたいんだったら、AirPods Pro とか、ソニーの WF シリーズとか、Marshall とかを買ってください。ヘッドホンもそうですね、ソニーの WH シリーズとか Bose のシリーズ、AirPods Max とか。
デメリットがないわけでもないんですね。低音だと、耳が痒くなります。
なんで起こるかっていうと、低音を聞いていると、その分震えるんですね。それでちょっと痒くなってくる。耳の外側の、なんか不思議なところが痒くなってくるのが嫌ですね。だから、重低音の音楽を聴くものじゃないです。
椅子の背もたれに当たる。小技を覚えてから使えるようになった
第一印象で気になっていた「耳の後ろの部分」ですが、ここは実際にデメリットでした。
背もたれが結構ある普通の椅子に座ると、このイヤホンが押されるんですね。それでずれたり、外れかけたりする。

座るときにちょっと下側にずらすと、首のくぼみに線の部分が入るんです。その小技を覚えてからは、使えるようになりましたね。
ただ、ゲーミングチェアには本当に向かないです。まあ、ゲーミングチェアに座ってこのイヤホンはしないだろうと思いますけど、私は勉強をそこでやっていたので。そこはちょっと悲しかったですね。
一日はもたない。しかも切れるのは会議の前
正確に測ったことはないので、具体的な数字は言えません。公称は8時間で、体感も7時間から7時間半くらいでしょうか。
ただ、会社で使っていると絶対に途中で切れるんですね。だいたい夕方、15時か16時ごろに切れるイメージです。
しかも私は、充電をよく忘れるんです。マグネット式が個人的に手軽だと感じないので、ぎりぎりまで使ってしまう。そうすると、だいたい会議の前に切れそうになる。ここはデメリットといえばデメリットですね。まあ、私の管理能力の問題かもしれませんけど。
外しても止まらない。それが不便でもあり、楽でもある
普通のイヤホンと違って、耳から外しても自動で音楽が止まりません。外れたことを検知する仕組みもないです。
なので、電源の消し忘れが普通に起きます。気づいたらバッテリーを使い切っていて、次に使いたいときに使えない。ここはデメリットですね。
ただ、逆の見方もできて。よくあるじゃないですか、ちょっとトイレに行って戻ってきたら、勝手に切断されているやつ。あれがないんです。そういう意味では楽ですね。ちょっと外して拭いて、また着ける、みたいなのもやりやすいです。
マイクだけが、とにかく弱い
形状を見れば分かるかもしれないんですけど、マイクがとにかく弱いんです。
聞くだけの会議なら問題ありません。きついのは、自分が喋るときです。周辺のノイズを拾いまくるので、オフィスだとやっぱり会議しづらいなというのはありました。
なので実際、会議になるとイヤホンを変えています。パソコンのマイクを使うか、他のイヤホンのマイクを使うしかないので、そういう工夫が必要です。
会議さえなければ、本当にいいんですけどね。
通勤・通学には向かなかった
学生の頃に使わなかった理由は、もうひとつあります。
よくよく考えてみると、通勤・通学のイヤホンとしては不向きなんですね。電車のガタンゴトンという大きい音に負けない音量を出す必要があって、そうすると音漏れするんです。実際に使っている人を見ても、音漏れしていました。
見た目もちょっと特殊なので、昔は周りが気になって使えなかったですね。
総評
すごく満足しているんですけど、正直、仕事を始めていなかったら、使おうと思う機会はなかったと思います。
◯ 良かった点
- 着けっぱなしでも疲れない。耳の中や耳たぶの内側が痒くならない
- 耳が開いているので、通知も同僚の声も逃さない
- どのイヤホンも落ちる私でも、これは落ちなかった
- 晴れた日の散歩で、街の音を聴きながら歩ける
- 勝手に切断されないので、ちょっと外してまた着けるのが楽
△ 気になる点
- マイクが弱い。聞くだけの会議はいいが、自分が喋るときつい
- 低音を聞いていると耳が痒くなる
- 通勤電車では音漏れする音量が必要になる
- 一日はもたない。会社で使うと夕方に切れる
- 充電が独自のマグネット式で、手軽に感じない
- 雨の日は音量を上げることになって、快適とは言えない
- 外しても止まらないので、電源の消し忘れが起きる
こんな人におすすめ
耳にかけるタイプのイヤホンが合わなかった人には、ぜひ一度かけてみてほしいですね。私みたいに落ちて困っている人がいたら、電気屋さんでも買えるので、耳にかけて検討してみていただけたらなと思います。
Shokz は電気屋さんの値段がぼったくり価格じゃなくて、わりとネットと同じくらいの価格なのでおすすめです。安く買いたいなら、Amazon のセール(プライムデーとか)を狙うのもありですね。
ただ、高くても3万円くらいなんですね、どのモデルも。なので、7割の人は後悔しないと思います。音楽目的で買った3割の人は、まあ分かんないですけどね。
最近はヘッドセット型も出ていますけど、個人的にはこの耳かけタイプが Shokz の強みだと思っています。ヘッドバンド型って頭の上を結構圧迫するので、私みたいな頭の形だと痛いんですよね。耳かけだと、そんなことはないです。あと、ヘッドホンって大体、防水がないんですよ。気軽に防水が欲しいというのもいいですよね。

OpenRun のちょっと嫌なところは、マグネット充電なんですね。ぴちっとくっついて便利は便利なんですけど、充電端子を揃えたかったり、外出先で充電したいとなると、やっぱり USB-C の方が便利なんです。
今は OpenRun にも USB-C 版が出ているので、充電端子を揃えたいだけならそちらでもいいと思います。
ただ、なんだかんだマイクがいい方が後悔しないんですよね。そう考えると、OpenRun Pro 2 の方がいいと思います。私は使っていないので断言はできませんが、ちょっと重い代わりに性能は上がっています。もちろん値段も上がります。
音も含めて全体を底上げしたいなら Pro 2、通話さえ何とかなればいいなら OpenComm2、という分かれ方だと思います。
そんなわけで、マイクがね、というところがあったので、今回は OpenRun から、通話に振り切った OpenComm2 を頼んでみました。この記事を書いている時点では、まだ配送待ちです♪
Shokz OpenComm2(2025 Upgrade)は AI 時代の必須デバイスでした
